雪はなぜ降るの? おばあちゃん
どこからやってくる?
それはね 長い長いお話なんだよ
当記事にはネタバレが含まれます。
映画を既に見た方。ネタバレを知りたい方以外の方はお気をつけください。
また、筆者の知識不足、解釈の違い等もある可能性があります。
以上を踏まえた上で楽しんでいただけたら幸いです。
こんな映画
冬が舞台の現代のおとぎ話
ティム・バートン監督の不思議な世界観とジョニー・デップの魅力がたっぷり詰まった作品です
- 公開年: 1991年 ※アメリカは1990年
- 上映時間:1時間45分
- 監督: ティム・バートン
- 出演 : ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー、ダイアン・ウィースト、アンソニー・マイケル・ホール、キャシー・ベイカー、ヴィンセント・プライス、アラン・アーキン
- ジャンル: 現代ファンタジー映画
- サブジャンル: アメリカ、童話、ローファンタジー
- 暴力描写: なし ※事故的な描写、流血あり 先端恐怖症な方は注意
- 恋愛描写: あり ※キスシーンあり
こんな人にオススメ
- ティム・バートンの世界観が好きな人
- ジョニー・デップが好きな人
- 恋人と見たい
- 切ない話が好きな人
- ハサミや鋭利な刃物が平気な方
視聴方法
・ディズニープラス
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あらすじ
丘の上の広い屋敷に年老いた発明家が住んでいた。
彼はたった一人で人造人間エドワードを作っていたが、完成間近に急死。
エドワードはハサミの手のまま取り残されてしまった。化粧品のセールスに訪れた親切な女性が彼を見つけ、気の毒に思い自宅に連れて帰った。
こうしてエドワードと普通の人たちとの生活が始まる。ハサミの手で植木を切ったり、おしゃれな髪型を作ったりと、人気者になったエドワード。
シザーハンズ(特別編) [DVD]より
ある日高校生の女の子に恋をしてしまった。しかし、ハサミの手では、触れるもの全てを傷つけてしまう…。
雑感(ネタバレあり)
現代を舞台にしつつも、どこかおかしな街ティム・バートンの不思議な世界観とジョニー・デップの独特の演技が特徴のローファンタジー映画
ジョニー・デップの魅力
本作はジョニー・デップの出世作であり、ジョニー・デップの魅力がたっぷり詰まった作品です。
なにかのインタビューで
「変わった役を演じるのが好きなんだ」
と語っていたのを覚えています。
パイレーツ・オブ・カリビアンやチャーリーとチョコレート工場がそうですね。
シザーハンズはそんな彼の原点でもある映画です。
エドワードの純粋さ、純粋だけではなく嫉妬や怒りの感情も持っている。
決してロボットではない感情豊かな表情や心理を見事に演じきっていいます。
まさにエドワード=ジョニー・デップだと思います。
まじでエドワードめっちゃ可愛いです笑
30年前の映画ではありますが、ジョニー・デップが好きな方は彼の魅力が詰め込まれた本作は絶対にオススメします
ティム・バートンの世界観
本作は現代が舞台ではありますが、どこか不思議な違和感のある街になっています。
言葉で説明するのは難しいのですが、チャーリーとチョコレート工場やマーズアタックのようなイメージです
シザー・ハンズのその後
2021年のスーパーボウルでシザー・ハンズのその後を描いたCMが流れました
ティモシー・シャラメがエドワードの息子として出演。お母さんはキム役のウィノナ・ライダー本人が出演しております。
ハサミの手では車が運転できない息子のために自動運転車をプレゼントするという、映画と同じく心あたたまるストーリーになってます。
あのハサミは遺伝しねえだろ。というツッコミは野暮ですね笑
なぜ雪は降るのか。という問いかけから始まり、最後にその理由が分かるおとぎ話のような本作。
ぜひ、クリスマスに恋人や愛する人と見てはいかがでしょうか。
それでは。
シザーハンズのラストでエドワードとキムのキスシーンは何度観ても心に残ります。素晴らしい演出だと思いました。警察の車に轢かれそうになったケヴィンを誤って傷つけてしまい丘の上の城に逃げ込んだエドワードは罪悪感に駆られます。そこへ自分の身を案じてやって来たキムに対しケヴィンは大丈夫かと心配になって訊きます。キムは彼は驚いただけで怪我は大したことないと言います。